【実質的に豊か?貧しい?】今の日本経済のリアルをデータで読み解く

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こんにちは、どん☆です。

最近「物価が高くなったなあ」と感じること、増えていませんか?
コンビニのパン、スーパーの野菜、外食の値段……。
日々のちょっとした出費がジワジワと家計を圧迫しています。

でも、果たして私たちは「豊かになっている」のか? それとも「貧しくなっている」のか?

今回は、最新のデータをもとに、日本の物価と賃金の動向から「今の暮らしの実態」を読み解いてみましょう。


目次

📈 2025年現在の物価上昇率(インフレ率)

2025年6月の日本の消費者物価指数(CPI)は、前年比+3.2%の上昇でした。
4月〜6月の3か月間を見ても、**3.5% → 3.4% → 3.2%**と高水準が続いています。

特に生活に直結する食品や光熱費の値上がりが顕著で、
東京23区では「コアCPI(生鮮食品を除く指数)」が3.1%上昇するなど、
体感的にはそれ以上に上がっていると感じる人も多いでしょう。


💰 実際にお給料は増えているの?

名目賃金(手取りの前の額面給与)は、2025年5月時点で「前年比+1.0%」の伸び。

しかし、物価上昇に追いついていません。

ここで注目したいのが「実質賃金」――物価上昇を差し引いた、お金の“本当の価値”です。

▼2025年5月の実質賃金
前年比 −2.9%(20か月ぶりの大幅下落)

つまり、給料が少し増えたように見えても、実質的には“お金の価値が下がっているということになります。


🧾 データで見る今の日本

指標最新値(2025年6月)
消費者物価(CPI)+3.2% 上昇
名目賃金(平均給与)+1.0% 上昇
実質賃金(購買力調整後)−2.9% 減少

この表からわかる通り、物価上昇>賃金上昇 = 実質的な生活の苦しさの増大、となっているのが現実です。


❓ 私たちは「豊か」になっているのか?

結論:多くの人にとって“実質的に貧しくなっている”状態です。

  • モノの値段は上がる。
  • 給料はそこまで増えない。
  • 購買力(お金の価値)は下がっている。

このような状況では、何も対策しなければ確実に生活は苦しくなっていくでしょう。


💡 これからの時代を生き抜く3つのヒント

1. 支出を見直そう(節約力の強化)

  • サブスクの見直し
  • 無駄な買い物の排除
  • エネルギーの使い方を見直す

2. 副収入を得よう(副業・スキル販売など)

  • 休憩時間にできるスマホ副業
  • メルカリなど不用品販売からの「せどり」へ
  • 長期的にはスキルアップして単価UPを目指す

3. お金を働かせよう(投資の活用)

  • つみたてNISAやiDeCoを活用
  • 高配当株投資など、将来の安定収入源づくり

📝 まとめ

2025年の日本では、「名目上の収入」ではなく、「実質的な生活力」を意識することが重要です。

物価が上がり、収入が追いつかないこの時代――
家計を守るためには、節約・副業・投資など「経済的な行動力」が必要です。

「自分には関係ない」と思っていたら、知らないうちにどんどん貧しくなってしまいます。

これからの日本を生き抜くには、“自分で考え、行動できる力”が本当に大切です。

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この記事を書いた人

20代でお金の知識ゼロからスタート。
40代に入りセミリタイヤ達成。
でもサラリーマン継続中。
普段は地方の工場で組立作業員として働きながら、FPとして日々活動しています。

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