目次
はじめに
みなさんは、毎月の収入のうち何%を貯蓄に回していますか?
実は、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指すうえで最も重要なのは収入の額ではなく「貯蓄率」 です。
なぜなら、貯蓄率こそが「FIREまでのスピード」を決めるからです。
収入が多くても使いすぎてしまえば意味がありませんし、逆に収入が少なくても、支出を抑えてしっかり貯蓄できれば、FIREへの道はぐっと近づきます。
貯蓄率で変わる!FIRE達成までの年数
では、実際に貯蓄率によってFIREまでの年数がどのくらい変わるのかを見てみましょう。
🔹前提条件
- 年間支出の25倍を貯めたらFIRE達成(4%ルール)
- 年利5%で運用できると仮定
🔹貯蓄率ごとのFIREまでの目安年数(概算)
貯蓄率 | FIREまでの目安年数 |
---|---|
10% | 約51年 |
20% | 約37年 |
30% | 約28年 |
40% | 約22年 |
50% | 約17年 |
60% | 約13年 |
70% | 約9年 |
80% | 約6年 |
👉 貯蓄率40%を維持できれば、およそ22年でFIREが見えてくる計算 です。
🔹グラフで見るFIRE年数と貯蓄率の関係
📈 貯蓄率が上がるほど、FIREまでの年数は急激に短くなる
- 横軸:貯蓄率(%)
- 縦軸:FIRE達成までの年数(年)

つまり、「貯蓄率を上げる=自由までのスピードを上げる」ことに直結します。
人生には「貯め時」と「かかり時」がある
FIREを目指す上で、もうひとつ大切なのが “人生のステージに合わせて貯蓄のリズムを作る” ことです。
🔹独身時代:最大の「貯め時」
- 固定費が少なく、自由に使えるお金が多い
- 貯金や投資のスタートダッシュを切るチャンス
👉 早いうちに資産を増やしておくと、「複利の力」で後半が圧倒的にラクになります。
🔹結婚・子育て期:「かかり時」
- 出産、育児、教育などで出費が増える
- 貯蓄率が一時的に下がってもOK
👉 この時期は「減らさない工夫」を意識することが大切。
🔹小学生〜高校生:再び「貯め時」
- 保育園や塾の支出が落ち着く
- 生活リズムも安定して貯金を増やしやすい
🔹大学進学〜独立期:「かかり時」再来
- 教育費のピーク。無理に貯金を増やすより、計画的に出す時期。
- 子供の成長に合わせて資金を使うのも立派な「お金の使い方」
🔹子供の独立〜定年まで:最後の「貯め時」
- 教育費が終わり、再び家計が楽になる
- 定年後に備えて、もう一度資産を積み上げるチャンス
まとめ:お金の流れをつかみ、不安をなくそう
- FIREまでのスピードを決めるのは「収入」ではなく「貯蓄率」
- 人生には「貯め時」と「かかり時」がある
- 若いうちにスタートダッシュを切ることで、後半は複利の力で楽になる
👉 お金の流れを理解し、ライフステージに合わせて貯蓄率をコントロールすれば、
「将来お金が足りなくなる不安」は自然と消えていきます。
FIREとは、自由を買うための計画。
今日からでも「自分の貯蓄率」を見直して、未来への一歩を踏み出しましょう。
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