家は、持ち家か賃貸か。どっちがお得!?あの頃の俺にススメるなら?

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家を持つべきか、賃貸で暮らすべきか。

これは誰もが一度は考える大きなテーマだ。

自分も35年ローンで2500万円を組んで持ち家を購入している。

毎月の返済は7万円で、これは土地と建物の価格を合計したものだ。

この経験を踏まえて、持ち家と賃貸のメリット・デメリットを整理してみた。


🏠 【持ち家のメリット】

  • 資産として残る
    • 家は購入すれば、少なからず自分の資産になる。
    • 老後も家賃がかからないので安心感がある。
  • 自由なリフォームが可能
    • 壁紙を変えたり、間取りを変えたり、自由にカスタマイズできる。
  • 固定資産としての安心感
    • 日本では土地の価値は比較的安定しているため、土地付きなら資産価値が残りやすい。
  • 会社員としての属性を利用して、ローンが借りやすい

🚧 【持ち家のデメリット】

  • ローン返済のプレッシャー
    • 35年ローンで2500万円を借りたが、これが返済し続けるプレッシャーになる。
    • 毎月7万円が必ずローン返済として支出に固定されてしまう。
  • 住宅価値の下落
    • 日本の住宅(上物)は、どれだけ高い家を買っても、20年後には価値がほぼ「0」になるように計算されてしまう。
    • そのため、家は売らないつもりでも、リセールバリューを考えて購入する必要がある。
  • メンテナンス費用がかかる
    • 屋根や外壁、設備の修繕費がかかる。
  • 金利のリスク
    • 自分の場合、35年ローンの金利は0.7%程度の変動金利だが、金利が上昇すると返済額が増えるリスクがある。

🚪 【賃貸のメリット】

  • 初期費用が少ない
    • 敷金や礼金はかかるが、数百万円の頭金やローン審査が不要。
  • 身軽に引っ越しができる
    • 転勤やライフスタイルの変化に合わせて住む場所を変えやすい。
  • 修繕や管理の負担がない
    • 故障や修理は大家や管理会社が対応。

🚫 【賃貸のデメリット】

  • 資産にならない
    • 月々の家賃は資産にならず、支払い続ける必要がある。
  • 家賃の値上げリスク
    • 住んでいる場所によっては家賃が上がることも。

💡【自分が考える“持ち家”の限界値】

  • 自分の年収を考えると、2500万円の35年ローン(毎月7万円の返済)が限界値だと考えている。
  • 銀行の融資が通る最大額が「借りても良い金額」ではなく、「借りたら人生が詰むトラップ値」だと心得る。
  • リセールバリューの良い家を選ぶことが重要。なぜなら、日本の住宅は時間が経つと価値が大幅に下がるからだ。
  • 持ち家は不動産投資だと考えるべき。
  • 持ち家は投資であり、リスクもある
    • 持ち家は資産になる反面、価格が下がるリスクもある。
    • 必ずこの先家を売らないと思っていても、将来のライフスタイルや仕事の変化で売却する可能性も考えておく。

なぜ住宅ローンを組んだのか

いつもなら、ローンはできるだけ避けるべきだと伝えている。

だが、住宅ローンは比較的金利が低く、住宅取得控除という税制優遇があるため、数少ない検討に値するローンである。

また住宅を購入した2016年は、市場の相場観が底値になっていて、購入するのには良いタイミングだと考えた。

2025年現在、住宅価格は高騰し結果論でしかないが、良い時期に住宅購入出来たと考えている。

自宅周辺の現在のリセールバリューを調べてみた。

2500万円で購入した住宅は、現在「築9年の中古住宅」として、2300万円程度の価値があると査定された。

実際売った場合には、手数料などがかかるため単純には比較できないが、9年間で200万円の家賃と考えた場合、お得に暮らせたのではないだろうか。

月の家賃に計算すると、「200万÷9年間÷12ヶ月=1.9万円」

現在の住宅の市場状況が良かった(住宅価格が高騰した)こともあるが、資産価値が減りゆく地方都市にいながら、この程度のリセールバリューが取れたことは良かったのではないだろうか。

都市部に住んでいて良い住宅が購入できている人なら、売却価格が購入価格を上回っている人も多くいるはずだ。

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✅ 【まとめ】

家を持つか賃貸にするかは、ライフスタイルや経済状況、市場の状況次第で大きく選択肢が異なってしまうのが正直なところ。

特に、持ち家には大きな責任とリスクが伴うので、慎重に判断することが大切だ。

自分の場合は、「当時の市場状況」と「購入条件の限界値」を考え、持ち家の方がお得に運用できると考えたからローンを組んだ。

だがもし、現在の住宅市場の相場観なら同じことはせずに賃貸派を貫いている可能性が高い。

持ち家か賃貸か、これを決めるために一番重要なことは、「自分で判断できる知識を身に付ける」ことである。

是非みんなには俺の住宅購入の実例を通して、自分で判断できる知識を身に付けて欲しいと考えている。

その知識さえあれば、どんな経済状況や市場状況でも自分にとってより良い判断を選択できる。

それほど住宅購入は慎重に行わなければならないものであると認識してほしい。

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この記事を書いた人

元・無知な現場マン。

2023年9月、3級FP技能士合格。
2025年2月、3級簿記検定合格。

現在40代、妻と息子2人の4人家族で、工場勤務をしながら、日々人生をアップデート中。

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