【最初に伝えたいこと】
あの頃の俺の給料は、基本給だけで手取り18万円。
残業すれば、+3~4万円になる月もある。
トータルで月22〜23万。
でも、これを話すと「少なっ」「将来大丈夫?」って言われることが多い。
実際、自分でも内心「これでずっとやっていけるんか?」って思ってた。
そして、ある時から“残業ありき”の生活設計は危ないって気づいた。
【製造業のリアル:景気次第で、残業ゼロもある】
オレの仕事は、機械の組立作業をやっていて、製造業という大きな枠の中にいる。
この業界は、景気の波にめちゃくちゃ影響される。
受注が増えれば残業も増えるけど、不景気になるとすぐに仕事が減る。
そうなると、残業ゼロの月がいきなり来る。
現場も空気がピリつくし、収入もガクッと落ちる。
そんなとき、基本給しか入らない給料明細を見て、「え、これで1ヶ月やっていくの?」って焦ることになる。

【残業前提の生活設計は、めちゃくちゃ危うい】
若いうちは体力もあるし、多少キツくても残業で稼げば何とかなる。
オレもずっとそう思ってた。
でも実際は、景気の悪化・部品の納期遅れ・生産調整なんてことで、あっさり残業が消えることがある。
収入もいきなり数万円減る。
それだけで生活がギリギリになるって、よく考えたらめちゃくちゃリスクが高い。
【残業代は“おまけ”。基本給で回せる家計を目指す】
オレがやったのは、とにかく生活の基準を「基本給ベース」に戻すこと。
- 家賃は安い物件に引っ越す(または実家を利用する)
- 携帯は格安SIMに変更
- 飲み物は水筒持参、外で買わない
- コンビニに寄らない習慣
- 車も中古で維持費を抑える
こんな感じで、支出を見直していった。
残業がなくても生活が破綻しない状態を作っておく。
これだけで、精神的にだいぶラクになった。
【「みんな残業してるから」が通用しない時代】
工場や製造業は、昔ほど安定してない。
- 海外の景気
- 原材料の価格高騰
- 為替や政策の影響
こういう要因で、いきなり仕事が減る時代。
それなのに、「みんな残業してるから、自分も大丈夫」って感覚で生活を組んでたら、いざという時に詰む。

【まとめ:基本給=生活のベースライン】
「手取り18万円じゃキツい」
これは、多くの人が感じるリアルだと思う。
でも、だからこそ逃げずに向き合って、まずは“この18万円で生きる”って土台を作るべき。
残業はあくまで「ボーナス」。
入ったら貯金 or 自己投資に回せばOK。
そして何より、「今あるお金でやっていける」って感覚は、めちゃくちゃ強い武器になる。


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