「なんでこんなに物価ばかり上がるの?」に答えます
最近、スーパーやコンビニに行くたびに
「え、また値上がりしてる…」と思うこと、ありませんか?
パン、牛乳、卵、ガソリン――
毎日のように感じる“値上げラッシュ”。
でも、給料は思ったように増えない。
むしろ生活が苦しくなっている人が増えています。
なぜ、こんな現象が起きているのでしょうか?
今日は「給料は上がらないのに物価だけ上がる理由」をわかりやすく解説します。
① 日本は“長年のデフレ体質”から抜け出せていない
日本は1990年代からずっと、物価が上がらない=デフレの時代を生きてきました。
企業は「値上げしたら売れない」と思い、
価格を上げる代わりに人件費を削ることで利益を守ってきたのです。
その結果、
- 給料が上がらない
- ボーナスも横ばい
- サービス残業や非正規雇用が増える
という流れが30年も続いてしまいました。
つまり、企業も国民も“値上げに慣れていない”のです。
② 世界的な「インフレの波」に日本も巻き込まれた
2020年以降、世界では大きな変化がありました。
それが、新型コロナによる供給不足+ロシア・ウクライナ問題+円安です。
- 原材料の価格が上昇(ウクライナ戦争・資源高)
- 海外からの輸入コスト増(円安)
- 物流費・人件費の上昇
つまり、企業が仕入れるコストが全体的に上がっているため、
どうしても値上げせざるを得ない状況になっているのです。
これが、“悪いインフレ(コストプッシュ型インフレ)”です。
③ 企業の利益は増えても、給料に反映されにくい構造
「企業の利益は過去最高」とニュースで聞くこともあります。
でも、それがなぜ給料に反映されないのか?
理由はシンプルで、
日本企業は「内部留保(貯め込み)」を優先しているから。
円安で海外利益が膨らんでも、
その分を社員の賃金に還元する仕組みがまだ弱いのです。
さらに、
- 企業が将来への不安から投資を控える
- 正社員よりも非正規雇用を増やす
- 賃上げより値上げで帳尻を合わせる
結果として、物価だけが上がり、給料はほとんど変わらないという状態に陥っています。
④ 「円の価値」が下がっているのも大きな要因
もうひとつ見逃せないのが、円安です。
たとえば、
1ドル=100円 → 1ドル=150円になると、
同じ商品を輸入するのに1.5倍のコストがかかります。
つまり、
「同じお金でも、買える量が減っている」ということ。
これは言い換えると、
円の価値が下がっている(購買力が落ちている)
ということなんです。
結果、国内では「給料そのまま=実質的に目減り」という状態が起きています。
⑤ 賃金上昇が追いつけば“良いインフレ”になる
本来、物価上昇(インフレ)は悪いことではありません。
賃金も一緒に上がれば、それは“好景気”です。
たとえば、
物価が3%上がっても、給料が5%上がれば、
生活水準はむしろ向上します。
実際、欧米では
- 物価:+5〜6%
- 賃金:+4〜7%
といった形で、物価上昇と給与上昇がほぼ連動しています。
一方の日本は、
- 物価:+3〜4%
- 給料:+1%以下
というズレがあるため、実質的に“給料が減っている”のです。
⑥ これからどう備えるべきか?
この「給料は上がらないのに物価が上がる」時代を生き抜くには、
次の3つが大切です。
① 固定費を見直す
スマホ代、保険、サブスク、家賃などを定期的にチェック。
一度の見直しで、年間数万円変わることもあります。
② 給与以外の収入源を持つ
副業・投資・ポイント運用など、
「給料以外の稼ぐ力」を身につけることが重要です。
③ 投資でインフレに強い資産を持つ
現金だけではインフレに負けます。
- 株式(特にインデックス投資)
- インフレ連動債
- 積立NISA
など、お金の価値を守る仕組みを作りましょう。
🧭 まとめ:「物価が上がるのは悪いことではない」
| 現象 | 日本の現状 |
|---|---|
| 物価上昇 | 世界的なインフレ+円安によるコスト高 |
| 賃金上昇 | 企業の内部留保・構造的な遅れ |
| 円の価値 | 下落中(購買力が減少) |
| 対策 | 支出の見直し+副業+資産運用 |
インフレは“敵”ではなく、“波”。
波に流されるか、波に乗るかは「準備次第」です。



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