
「給料から引かれている“所得税”って何?」
「どうやって決まってるの?」
「住民税とどう違うの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、初心者にもわかりやすく所得税の仕組みを解説します!
目次
✅ 所得税とは?
所得税とは、「1年間に得た所得(もうけ)」に対してかかる税金です。
会社員であれば、毎月の給与から天引きされており、年末に「年末調整」で精算されます。
🧮 所得税の計算の流れ
所得税の計算は以下のようなステップで行われます。
① 年収(もらったお金)
-
② 給与所得控除(会社員の必要経費のようなもの)
=
③ 課税所得
-
④ 各種控除(基礎控除、社会保険料控除など)
=
⑤ 課税対象となる所得
×
⑥ 税率(5〜45%)+ 控除額
=
⑦ 所得税額
会社員はこの処理を会社が代わりにやってくれている(=源泉徴収)んです。
📊 所得税は「累進課税」
収入が高いほど税率も上がる!
所得税は「累進課税制度」を採用しています。つまり、所得が増えるほど税率が高くなる仕組みです。
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
~195万円 | 5% | 0円 |
~330万円 | 10% | 97,500円 |
~695万円 | 20% | 427,500円 |
~900万円 | 23% | 636,000円 |
~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
例:課税所得が300万円の場合、10%の税率が適用されます。
📌 控除ってなに?
[c-box type=”box2″ title=”控除とは?”]
控除とは「税金を安くするために差し引ける金額」のこと。
たくさん控除があれば、そのぶん税金が安くなるというわけです。
[/c-box]
代表的な控除はこちら👇
控除の種類 | 内容 |
---|---|
基礎控除 | 誰でも対象(48万円) |
社会保険料控除 | 健康保険や厚生年金などの支払い額 |
配偶者控除 | 配偶者の収入が一定以下の場合に対象 |
扶養控除 | 子どもや親などの扶養家族がいる場合 |
生命保険料控除 | 保険料を払っている人が対象 |
医療費控除 | 医療費が年間10万円を超えた場合に対象 |
ふるさと納税 | 実質2,000円の負担で所得税・住民税が軽減される制度 |
控除が増えるほど課税所得が減り、所得税も安くなります!
📅 所得税はいつ払うの?
タイプ | 支払い方法 |
---|---|
会社員 | 毎月の給料から自動的に天引きされる |
フリーランス | 自分で確定申告し、年1回まとめて納税 |
会社員の人は年末に年末調整で過不足を精算します。
🤔 所得税と住民税の違いは?
比較項目 | 所得税(国税) | 住民税(地方税) |
---|---|---|
支払い時期 | 給料から毎月天引き | 翌年6月から12分割で納付 |
税率 | 累進課税(5〜45%) | 一律10%前後 |
管轄 | 国(国税庁) | 都道府県・市区町村 |
精算方法 | 年末調整 or 確定申告 | 住民税決定通知書により決定 |
所得税=今の年収、住民税=去年の年収がベースです。
✍ まとめ:所得税の仕組みを知って、手取りを守ろう!
この記事のまとめ
- 所得税は「1年間の所得」に対してかかる税金
- 所得が高くなるほど税率も高くなる(累進課税)
- 控除が多いと、税金は安くなる
- 所得税と住民税は別物(支払い時期も異なる)
- ふるさと納税やiDeCoで節税が可能



税金ってよくわからないって思っていたけど、
基本を知っておくだけで、安心できるね!!



まずは「控除って何?」ってところからを意識してみようね😊
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