20代がやりがちな投資の失敗例トップ5|初心者が避けるべき落とし穴

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はじめに

「投資を始めてみたいけど失敗しないか不安…」
そんな20代初心者の方は多いはずです。

投資は正しい知識を持てば怖くありませんが、最初に間違った行動をすると大きな損失を抱えてしまうこともあります。
この記事では、20代がやりがちな投資の失敗例トップ5と、その改善策を紹介します。


失敗例①:短期売買で一喜一憂する

  • 株価の上下に振り回されて、安いときに売って高いときに買う「逆行動」になりやすい
  • 初心者ほど「今日上がった、下がった」に感情的に動いてしまう

💡 実際の例
Aさん(24歳)は初めて買った株が数日で5%下落。慌てて売った直後に株価が反発し、結果的に損だけ残りました。

✅ 改善策:長期投資を前提にすること
NISA(積立投資枠)やインデックス投資を利用すれば、コツコツ積み立てでブレに強い資産形成が可能です。


失敗例②:超高配当株に飛びついてしまう

  • 表面上「利回り7%、10%」などに惹かれて購入
  • 実は業績悪化で減配リスクが高い銘柄も多い

💡 実際の例
Bさん(26歳)は「利回り8%」の銘柄を購入。翌年に減配が発表され、株価も大きく下落。結果的に、利回りも低いうえに含み損になりました。

✅ 改善策:財務チェックを怠らない
配当性向や営業利益率を確認し、「無理のない配当」を出しているかを見極めましょう。


失敗例③:流行りのテーマ株に全力投資

  • 「AI関連」「新エネルギー」など話題性だけで飛びつく
  • 流行りが去った瞬間に株価が大きく下落

💡 実際の例
Cさん(23歳)はSNSで話題の「AI関連株」を全力買い。しかし数か月後にはブームが去り、株価は半分以下に…。分散投資をしていなかったため、大きな損失を抱えました。

✅ 改善策:分散投資を徹底する
テーマ株は、罠銘柄の代表格。基本はインデックスや安定銘柄で固めるのがおすすめ。


失敗例④:余剰資金でなく生活費まで投資する

  • 「早くお金持ちになりたい」と思い、生活費やボーナス全額を投資
  • ちょっとした出費で株を売る羽目になり、損失を確定させる

💡 実際の例
Dさん(25歳)は給料の大半を投資に回した結果、急な出費で株を安値で売却。投資で資産を増やすどころか生活も苦しくなりました。

✅ 改善策:生活防衛資金(最低3〜6ヶ月分)を確保する
投資は余剰資金で行い、緊急時に慌てて売却しなくて済む体制を作ることが大切です。


失敗例⑤:情報に踊らされる

  • SNSやYouTubeで「この銘柄が爆上げする!」に流されて購入
  • 根拠のない情報で売買し、損失を抱える

💡 実際の例
Eさん(22歳)はYouTubeで「絶対上がる」と紹介された株を購入。しかし根拠が乏しく、半年後には株価が半分に。信頼できる情報源の大切さを痛感しました。

✅ 改善策:一次情報(IR・決算書)を確認する習慣をつける
情報源を「誰が言っているか」より「何に基づいているか」で判断しましょう。


まとめ

20代がやりがちな投資の失敗例は、次の5つです。

  1. 短期売買で感情的に動く
  2. 高配当株に飛びつく
  3. 流行株に全力投資
  4. 生活費まで投資してしまう
  5. 根拠のない情報に踊らされる

👉 投資で大切なのは「長期・分散・余剰資金」です。
失敗パターンを避け、コツコツ継続することが、20代からの資産形成の最短ルートです。

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この記事を書いた人

20代でお金の知識ゼロからスタート。
40代に入りセミリタイヤ達成。
でもサラリーマン継続中。
普段は地方の工場で組立作業員として働きながら、FPとして日々活動しています。

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