はじめに
投資を始めるときに気になるのが 「高配当株投資」。
「配当金が毎年もらえるって魅力的!」と思って始める人は多いですが、実際にやってみると良い面・悪い面の両方を感じます。
この記事では、私自身が高配当株投資を続けてきた実体験を踏まえて、メリットとデメリットを整理して紹介します。
高配当株投資のメリット
1. 配当金が定期的に入る安心感
実際に口座に 現金が振り込まれる ので、「投資の成果を実感」できます。
株価が多少下がっていても、配当が入ることで精神的に安定します。
💡 実体験
私は日本株では 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) を保有しています。毎年6月と12月に配当が入り、数千円ですが臨時収入のように感じています。お小遣い的に使えるのは大きなモチベーションです。
2. 長期保有のモチベーションになる
「配当を受け取るために売らない」という意識が働くため、自然と 長期投資スタイル に近づきます。
💡 実体験
私は 日本たばこ産業(JT 2914) を長期で保有しています。株価の上下は気にせず「配当をもらい続ける」意識になり、結果的に余計な売買を減らすことができました。
3. インフレに強い
現金を銀行に置いておくより、企業の株として持つことで インフレ下でも資産価値を守れる可能性 があります。
高配当株投資のデメリット
1. 減配リスクがある
企業の業績が悪化すると、配当が減ったりゼロになることもあります。
💡 実体験
以前「利回り7%」に惹かれて購入したが、翌年に減配を発表。株価も大きく下落し、トータルの損益でマイナスになった経験があります。高利回りには理由があると痛感しました。
2. 成長株に比べるとリターンが小さい
配当を出す企業は成熟企業が多く、株価の大きな値上がりは期待しにくいです。
インデックス投資やグロース株と比べると、資産の増え方はゆるやかです。
3. 税金が引かれる
配当金には 約20%の税金 がかかります。
「利回り5%」の銘柄でも、実際に手元に残るのは4%程度になります。
※新NISAで行う場合は、税金は引かれません!!
高配当株投資とインデックス投資の組み合わせ方
高配当株投資は「安定感」が魅力ですが、リターンの大きさではインデックス投資に劣る面もあります。
一方、インデックス投資は「効率的な資産形成」には向いていますが、配当という形での現金収入はほぼありません。
👉 この2つをうまく組み合わせることで、“成長”と“安定”の両取り” が可能になります。
私の実践例(目安の配分)
- インデックス投資:80%
→ オルカン(全世界株式)やS&P500に積立
→ 長期で資産を大きく増やすことを狙う - 高配当株投資:20%
→ 日本株(JT、三菱UFJ、商社株など)を中心に分散
→ 配当金を受け取り、精神的な安心感を得る
ポイント①:投資目的を分ける
- インデックス投資=将来の大きな資産づくり
- 高配当株投資=配当によるキャッシュフローと安心感
ポイント②:ライフステージに合わせて調整
- 20代〜30代 → インデックス中心(攻め重視)
- 40代〜50代 → 高配当株比率を少しずつ上げる
- 60代以降 → 配当による生活補填を重視
ポイント③:偏りすぎない
高配当株だけだと「減配・業績悪化リスク」に弱い。
インデックスだけだと「配当の安心感」がない。
👉 両方を組み合わせることで、資産形成がより安定します。
配当金の使い道|再投資か生活費補填か?
高配当株投資で得られる 配当金をどう使うか は、投資の目的によって変わります。
私自身も「再投資」と「生活費補填」の両方を経験してきました。
1. 再投資に回す
- もらった配当金を 同じ銘柄やインデックス投資に回す
- 複利効果が働き、長期的に資産が大きく育つ
2. 生活費の一部にあてる
- 家賃や食費などの固定費の一部をカバー
- 「投資が生活を支えている」という実感を得られる
3. 趣味やご褒美に使う
- 配当金を「旅行・外食・欲しいもの」に充てる
- 投資を続けるモチベーションが上がる
私の結論
- 20代〜30代:配当金は再投資に回すのがおすすめ(複利効果を最大化)
- 40代〜50代:再投資と生活費補填を半々に
- 60代以降:生活費補填をメインに活用
👉 配当金は「どう使ってもOK」。
ただし若いうちは、できるだけ再投資に回したほうが将来の資産形成に大きく差が出ます。
最後に
高配当株投資は、実際にやってみると「安心感」と「現金収入」が魅力的である一方、減配リスクや成長の鈍さといった課題もあります。
だからこそ、
- インデックス投資と組み合わせる
- 配当金の使い道を考える
ことで、自分に合った投資スタイルを作るのがベストです。
👉 投資の最初の一歩は 証券口座の開設。
NISAを使えば、配当金や売却益が非課税で受け取れます。
【SBI証券】【楽天証券】などの口座開設から始めてみましょう。


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