リスク許容度は守れていますか?株高の今こそ見直すべき投資スタンス

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はじめに

最近、アメリカも日本も株高の状態が続いています。
投資している人の多くは含み益が出ており、資産が順調に増えているのではないでしょうか?

ただし、ここで考えてほしいのが 「自分のリスク許容度を守れているか?」 です。
儲かっているとつい欲が出て、気づかないうちにリスクを取りすぎてしまうことがあります。


1. リスク許容度を超えていないか?

投資額を増やせば増やすほど利益も大きくなります。
しかしその一方で、暴落が来たときのダメージも大きくなることを忘れてはいけません。

  • 今の投資額が減っても心は耐えられるか?
  • 資産が半分になっても生活に支障は出ないか?
  • 株価が急落したときに「投資を続けられるか?」

👉 この問いに自信を持って「YES」と言えなければ、リスクを取りすぎている可能性があります。


2. 暴落は必ずやってくる

どんなに株価が好調でも、暴落は必ず定期的に訪れます

  • リーマンショック(2008年)
  • コロナショック(2020年)
  • トランプショック(2025年)

これらの下落局面では、資産が一時的に30〜50%減少した投資家も多くいました。

👉 「自分はその状況に耐えられるか?」を想像しておくことが大切です。


3. 現金比率を意識する

株価が下がったときはバーゲンセールのチャンスでもあります。
しかしその時に 投資に回せる現金がなければ、何もできません。

  • 常に一定割合の現金を残す
  • 暴落時に追加投資できる準備をしておく

👉 リスク許容度を守るとは、**「安心して投資を続けられる環境を作ること」**でもあります。


4. 資産配分チェックリスト(株式と現金の比率の目安)

自分のリスク許容度を確認するために、シンプルな目安を用意しました。

投資スタイル株式比率現金・債券比率特徴
攻め型(リスク高)80〜100%0〜20%長期で高リターン狙い。暴落時の精神的負担は大きい
バランス型50〜70%30〜50%リターンと安定性のバランス。多くの人におすすめ
守り型(リスク低)30〜40%60〜70%暴落に強く、安心感があるがリターンは控えめ

👉 自分がどのスタイルに当てはまるかを確認し、無理のない範囲で投資を続けるのが大切です。


5. 投資で一番大切なのは「継続」

投資で成功する人は「市場から退場しなかった人」です。
そのためには、無理のないリスク許容度で投資を続けることが何より重要です。

  • 欲に駆られてリスクを取りすぎる
  • 暴落で大きな損失を出して耐えられずに売却
  • → その瞬間、投資から退場してしまう

こうならないように、冷静にリスクをコントロールしましょう。


まとめ

  • 株高の今こそ「リスクを取りすぎていないか」を再確認しよう
  • 資産が半減しても耐えられるかどうかがリスク許容度の目安
  • 株式と現金のバランスを考え、安心できるポートフォリオを作ろう
  • 投資の成功は「継続」によってしか得られない

👉 今一度、自分の投資スタンスを振り返りましょう。
暴落してからでは遅いのです。今こそリスク許容度を守れているか確認するチャンスです。

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この記事を書いた人

20代でお金の知識ゼロからスタート。
40代に入りセミリタイヤ達成。
でもサラリーマン継続中。
普段は地方の工場で組立作業員として働きながら、FPとして日々活動しています。

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