ゲームスタートは“魔王”から
貯金をゲームに例えると、序盤が一番きつい。これは間違いない。
たとえば、月の手取りが18万円の場合、家賃や食費、交通費などの固定費でほとんどが消える。
残るのはわずかな“自由に使えるお金”。
そのうえ、急な飲み会や友達との付き合い、突発的な出費があると、貯金なんて夢のまた夢。
これって、ゲームの序盤でいきなりラスボスと戦わされるようなもんだ。
武器も防具もスキルも揃ってない状態で、強敵に挑むような感じ。
でも、この序盤さえ乗り越えれば、貯金のハードルはどんどん下がってくる。
- 貯金や資産形成は、最初が一番ハードモード。
- 初期装備(貯金ゼロ・低収入・知識なし)で挑む序盤は敵(支出)が強い。
- 固定費や生活習慣という名の“魔王”が立ちはだかる。
中盤は“レベル上げ”と“装備集め”がカギ
貯金が数十万円に達すると、ようやく“防具”や“回復アイテム”が揃い始める。
たとえば、生活防衛資金ができれば、急な出費にも慌てずに対応できるし、少しの余裕が生まれる。
具体的には、月収の半年分のだいたい100万円ほどを目安とすれば良い。
この段階に来ると、「もう少し頑張ってみようかな」という気持ちが湧いてくる。
また、少しずつ“スキル”も身についてくる。
例えば、節約習慣が身につく、無駄な出費に気づける、副業や投資の勉強を始められる。
こうして、序盤よりも少しずつ敵(=出費)に対抗できるようになる。
- 収入が増えたり、固定費を削ったりして防御力が高くなる段階。
- スキル(節約術や投資知識)を身につけると戦いが少しずつ楽になる。
- 貯金が少しずつ増え、「生活防衛資金」を貯めると敵の攻撃に耐えやすくなる。
終盤は“スライム”しか出てこない
貯金が100万円を超え、さらに300万、500万円と増えてくると、ゲームはどんどんイージーモードに突入する。
この時期には、お金が自分で働いてくれる仕組みが出来上がっていることが多い。
例えば、資産運用を始めていれば、少額の投資でも複利の力でじわじわと資産が増えていく。
- 株式投資 → 配当金や株価の成長で資産が増える
- 不動産投資 → 家賃収入や物件の価値上昇が期待できる
- つみたてNISAやiDeCo → 長期的な資産形成に最適
さらに、これまで積み上げてきた貯金と節約の習慣が、安定した精神状態を作り出し、突発的な出費にも動じなくなる。
「複利」という仲間が加わり、資産が自動で増える。
- 一定額の貯金や投資ができるようになると、徐々に敵が弱く感じるように。
- 資産運用をすることで「複利」という仲間が加わり、資産が自動で増えていく。
- この時点で、「お金が働いてくれる」ようになる。
【まとめ】
貯金は、序盤が一番厳しい。
でも、それを乗り越えるとどんどん楽になっていく。
- 序盤 → 武器も防具もなしで戦う状態
- 中盤 → 少しずつ装備が揃い始め、敵(出費)に対抗できるようになる
- 終盤 → 「複利」という仲間が加わる。お金が自動で増え始め、精神的にも安定を得られる。
まずは、お金の世界の”ゲーム設定”を理解しておくことが大切だ。
今が一番キツいことを理解しておくと、続ければ続けるほど楽になっていくことを実感できる。



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