【r>gの法則で考える】労働者と株主、どちらのポジションで生きるか?

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こんにちは。
工場作業員FPのどん☆です。

今日は「労働者の立場」と「株主の立場」――この2つのポジションの違いについて、経済学的な視点から解説していきたいと思います。


目次

◆ 経済の核心にある「r>g」の法則とは?

まずはこの式をご紹介させてください。

r>g(アールはジーより大きい)

これは、フランスの経済学者 トマ・ピケティ氏 が著書『21世紀の資本』の中で示した非常に有名な法則です。

この式の意味はというと、

  • r(リターン):資本(=お金を持っている人)の利益率
  • g(グロース):経済成長率、つまり労働者の賃金上昇率

ということで、

👉 「資本を持っている人の利益(r)は、労働して稼ぐ人の賃金の伸び(g)を上回る」という、ちょっと残酷な社会主義の現実を突きつけています。


◆ ここ最近の「賃上げ率」と「株主還元率」を比べてみた

僕自身、ここ3年間の賃上げ率を計算してみたところ、
だいたい 年率5%程度の上昇でした。

もちろん、これは悪くない数字です。今の日本では平均的か、それよりやや良い方かもしれません。

しかし…。

一方で、株主還元はどうでしょう?

  • 日本企業の配当金総額は過去最高
  • 自社株買いも活発で、2024年度には過去最高の9兆円超(※東京商工リサーチ調べ)
  • 内部留保は約554兆円と過去最高に膨れあがっています(※財務省 2023年データ)

つまり、企業はものすごく儲かっている。
でも、その利益がすべて労働者の給料として反映されているか?といえば、決してそうではありません。

むしろ、多くは株主へ還元されているのです。


◆ 生活を豊かにしたいなら「株主のポジション」に立とう

ここで大事なのは、「労働者が損」という話ではありません。
努力して働き、賃金を得るのは素晴らしいことです。

でも、それだけでは格差がどんどん開いてしまう時代でもあります。

なぜなら、企業が儲かれば儲かるほど、その恩恵を受けるのは「資本を持つ側=株主」だからです。

💡 だからこそ、僕は株主のポジションを持つことの大切さを強く伝えたいんです。


◆ 誰でも株主になれる時代

昔は、株主というと一部の富裕層のイメージでしたが、今は違います。

  • 月1万円からの積立投資
  • 新NISAを活用すれば税金もゼロ
  • 購入する銘柄は「全世界株式(オルカン)」などでOK

これだけで、あなたは資本家のポジションに立てるのです。


◆ まとめ:行動する人が未来を変える

  • 賃金の上昇(g)は限界がある
  • でも、株主利益(r)は企業の成長とともに加速する
  • 小さくてもいい、株主のポジションに一歩踏み出すことが、人生を豊かにするカギとなる

僕自身、工場で働く労働者という立場でありながら、投資を始めたことで「もう一つの収入軸=株主の視点」を持てるようになりました。

「自分には関係ない」と思わず、ぜひ小さな一歩からでも、始めてみてください。

あなたの未来が、きっと変わり始めます。

本日もお読みいただき、ありがとうございました!


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この記事を書いた人

20代でお金の知識ゼロからスタート。
40代に入りセミリタイヤ達成。
でもサラリーマン継続中。
普段は地方の工場で組立作業員として働きながら、FPとして日々活動しています。

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