目次
はじめに
「資産運用を始めたいけど、不動産投資と高配当株ってどっちがいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。
どちらも「不労所得(働かなくても得られる収入)」として人気ですが、実際の利回りやリスクは大きく違います。
この記事では、初心者向けに不動産投資と高配当株のメリット・デメリットを整理し、リアルな利回りを比較してみます。
1. 不動産投資とは?
マンションやアパートなどの物件を買って、人に貸すことで「家賃収入」を得る投資です。
メリット
- 家賃収入が毎月入る → 安定した収入源になる
- インフレに強い → 物価が上がれば家賃や不動産価格も上がりやすい
- 銀行ローンを使える → 少ない自己資金でも大きな投資ができる
デメリット
- まとまった資金(頭金)が必要
- 空室になると収入ゼロになるリスク
- 修繕や管理にお金と手間がかかる
- 売却に時間がかかる
不動産投資の利回り
- 表面利回り(家賃 ÷ 物件価格):**6〜8%**程度
- 実際の利回り(税金・修繕費などを差し引くと):**3〜5%**が目安
2. 高配当株投資とは?
配当金(企業が利益の一部を株主に還元するお金)を多く出す株に投資する方法です。
メリット
- 数万円から投資できる
- 配当金が定期的に入る(日本株は年1〜2回、米国株は年4回が多い)
- すぐに売買できる(流動性が高い)
- 株価の値上がり益も狙える
デメリット
- 会社の業績が悪化すると配当が減る(減配リスク)
- 株価が下がれば資産も減る
- 配当金には税金(約20%)がかかる
高配当株の利回り
- 日本の高配当株:**3〜5%**程度
- 米国の高配当ETF(SPYD, VYMなど):**3〜4%**程度
3. 不動産投資と高配当株の比較表
投資方法 | 実質利回りの目安 | 初期費用 | 流動性(換金のしやすさ) | リスク要因 |
---|---|---|---|---|
不動産投資 | 3〜5% | 数百〜数千万円 | 低い | 空室、修繕費、ローン |
高配当株投資 | 3〜5% | 数万円〜 | 高い | 減配、株価下落 |
👉 利回りだけで見ると同じくらい(3〜5%)
ただし「必要なお金の大きさ」や「リスクの種類」が大きく違います。
4. 初心者はどちらを選ぶべき?
- 不動産投資
→ 大きな資金を持ち、安定収入を長期的に狙いたい人向け - 高配当株投資
→ 少額から始めて、気軽に資産形成をしたい人向け
初心者の方は、まずは高配当株など少額からスタートできる投資で経験を積むのがおすすめです。
不動産投資は資金力や知識が必要なので、ステップアップの選択肢にすると安心です。
まとめ
- 不動産投資:利回り3〜5%、安定収入だが大きな資金と手間が必要
- 高配当株投資:利回り3〜5%、少額から始められて流動性も高い
- 利回りは同じでも「資金規模・手間・リスク」が全く違う
👉 初心者は、まずは高配当株から投資デビューして、慣れてきたら不動産投資を検討するのが良い流れです。
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